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愛媛県の薬局・医療施設・薬剤師事情 温暖な気候で知られる愛媛県の薬剤師数は2,752人。人口10万人に対する薬剤師数は197.3人と全国平均の226人よりも28.7人少なく 、やや薬剤師が不足しているといえます。

四国内で数少ない薬学部の1つ、松山大学薬学部がある愛媛県内には薬局581件、病院142件、診療所1,250件があり、それぞれ薬剤師の数は薬局勤務が1,496人、病院勤務が619人、診療所勤務が96人。愛媛県で働く薬剤師2,752人のうち、54.4 ％が薬局に、22.5 ％が病院、3.5 ％が診療所に勤務しています。

愛媛県の薬剤師の平均年収と平均年齢
愛媛県で働く薬剤師の平均年収は471.9万円で全国第37位。全国平均の515万円よりも43.1万円低くなっています。慢性的な人員不足により、派遣の求人については「高時給・住居のご用意相談可能・赴任交通費支給」の好待遇派遣求人も見つけられます。
また、愛媛県の薬局・医療施設（病院・診療所）で働く薬剤師の平均年齢を年代別に見ると、20代313人（14.2 ％）、30代510人（23.1 ％）、40代478人（21.6 ％）、50代529人（23.9 ％）、60代308人（13.9 ％）、70代54人（2.4 ％）、80代以上19人（0.9 ％）となっており、愛媛県の平均年齢46.2歳。全国の平均年齢45.3歳と比較すると、やや高齢化が進んでおります。

四国の中でも人口が多く、四国の中心都市として本土（本州）を橋やフェリーを利用して行き交う人が多い県でもありますが、エリア区分が特徴的で、東予、南予、中予と３つに分かれます。松山市中心の中予エリアは人気も高く、競争率が高い傾向があります。しかし、東予や南予エリアは比較的企業の採用姿勢が積極的で、勤務時間の融通がききやすいパート薬剤師求人や高額年収が相談可能な求人がございます。

参照：厚生労働省「平成26年度衛生行政報告例」「平成27年度衛生行政報告例」「平成26年医師・歯科医師・薬剤師調査」「平成28年度厚生統計要覧（保健衛生）」「平成28年度賃金構造基本統計調査」。 ＊年収は「賃金構造基本統計調査」より「きまって支給する現金給与額×12ヶ月＋年間賞与その他特別給与額」で算出。